2024年6月8日に木村魚拓さんのYouTubeちゃんねる【きむちゃんねる】にて重大発表と題して新番組の告知が行われました。
個人的にはかなり興味をそそる内容だったので、どんな番組なのかご紹介してきたいと思います。
ガチ系番組
ネットがまだ普及しきっていない1990年代から2000年代くらいまではパチスロ雑誌から攻略法や知識を得るというのが一般的でしたが、それ以降はネットで手軽に情報を入手できる時代へと変化していき、徐々にガチ系ライターの露出や番組自体が減少しライターも番組もバラエティー系が重宝されるようになってきました。
そんな中、先日きむちゃんねる内で告知された新番組の内容が『本当にパチスロが上手いライター、演者を決める』という趣旨となっており、久しぶりにワクワクするような番組になるのではないかと勝手に期待感を膨らませています。
回胴世界一決定戦
ガチ系番組が減っていると書きましたが現在でも幾つかあり、ライター個人で真剣に立ち回る番組や雑誌付属のDVDの企画でライター同士が収支を競ったりする番組などが存在しています。
私個人としては今でもガチ系番組は好きですしガチ系を貫いているライターやパチスロに真面目に向き合っているライターというのは魅力的に感じますので、その中で誰が一番上手いのか強いのかを競う番組というのは否が応でも期待が高まりますね。
そして、このような番組で重要なのは出場メンバー。
今回の【回胴世界一決定戦】は視聴者が求めるガチ系番組に相応しいメンバーが集結しました。
回胴世界一決定戦 出場メンバー
【回胴世界一決定戦】には9名のライター及び演者が出場しますが、一人ずつ簡単にご紹介していきます。
しのけん
まずは、パチマガスロマガのしのけんさん。
この人の出場が一番のサプライズというのは間違いないでしょう。
誌上プロのパイオニア的存在であり、そのスタイルを変わる事なく現在も活動されています。
しのけんさんに憧れてライターになったという人物も数多く、普段はこのような番組には一切と言ってよいほど出演されません。
番組と言えども限りなくプライベートの稼働スタイルを貫けるような番組にしか出演されませんので正直、驚きましたね。
ガリぞう
2人目はガリそうさん。
ガリぞうさんもしのけんさん同様、ライターから憧れられる存在でガチ系を貫くライター。
動画への露出も多いですし、ガチ系ですがライト層にも分かり易い解説でしのけんさんより親しみやすさを感じます。
ライターとしての活動と専業としての活動を各月毎に分け現在でも専業としての勘を失わないようストイックに取り組んでおられますが、人柄はとても温和ですし自分に厳しく他人には優しいというのを地で行くような人物。
ジャグラーのイメージが強いでしょうが対応機種は幅広いですし穴は少ないので優勝候補の一人なのではないでしょうか?
ワサビ
3人目はワサビさん。
ワサビさんはノーマルタイプの印象が強いと思いますが以前は幅広い機種に対応されていました。
しかし、近年はノーマルタイプしか面白くないという事や収支も安定するという理由でAT.ART機の実戦は見かけなくなりました。
地頭が良く、パチスロデビューする前にホールに1年間通い傾向を掴んだり雑誌で知識を得るなど用意周到。
当然ですが理論的でバトルであっても周りに流され自分のスタイルを崩す事は絶対にないタイプ。
以前は取っつきにくい印象もありましたが近年は様々な人と共演されており丸くなった印象。
疲労を考慮しプライベートの稼働はしていないらしいですが、好きなライターの一人ですしバトル系の番組では滅多に見る機会がないので期待しています。
ヘミニク
4人目はヘミニクさん。
パチマガスロマガ所属のライターですがYouTubeなどの動画での露出は控えめ。
元々パチスロを生業としたライターで2013年にライターデビューされて以降もスタイルは変わらずプライベートの稼働をとても大事されている本格派。
しのけんさんの弟子的な存在でもあります。
現場感の強いライターなので立ち回りも柔軟で設定狙いからゾーン狙いまで状況に応じて対応される印象。
ガチ系ですが人当たりが良く天然。
パチスロ必勝本のクボンヌさんもガチ系で天然でメチャクチャ面白い人なのですがこういうライターの露出が増えると個人的には嬉しいですね。
水樹あや
5人目は水樹あやさん。
元DMMぱちタウン所属で現在は卒業されフリーで活動する人気女性演者。
バラエティー系番組にも引っ張りだこですが知識は豊富ですし専業経験もありガチ系演者としてデビューされていますので女性枠という意味では悪くない人選なのではないでしょうか?
女性ガチ系ライターと言ったら美原アキラさんでの名前が真っ先に思い浮かんできます。
実戦中の状況把握や視線の鋭さは男性顔負けのカッコよさを感じますが現在は産休中。
紅一点という立場ですが水樹さんには頑張ってもらえたらと思います。
JIRO
6人目はJIROさん。
現在はJANBARI.TV所属ですが2024年7月31日をもって卒業しフリーで活動される予定となっています。
対応できる機種が幅広く柔軟な立ち回りが特徴。
ハナビ事件もありましたが知識はシッカリしていますし上手さだけなく剛腕な部分も持ち合わせており所謂ヒキも強いタイプ。
性格的にも物怖じしない印象がありますので【回胴世界一決定戦】で力を発揮しそうな予感。
初戦でドカン行くと突っ走る可能性もありそう。
梅屋シン
7人目は梅屋シンさん。
梅屋さんも専業時代にライターデビューされているので元々は誌上プロ的な立場。
デビュー直後から雑誌のライター収支バトルでは断トツの成績を収めていた実力者。
過去にはひと月31日の中で30日をプラス収支で終えた月もありました。
パチスロの上手さでけはなく「専業・ガチ系」=「取っつきにくい・怖い」というイメージを変えたライター。梅屋さんも若い頃はメチャクチャ尖ってましたけどね…笑
現在は番組が終了しましたが【嵐・梅屋のスロッターズ☆ジャーニー】では約200万円の大幅プラス収支を達成。
梅屋さん自身は「今はプロでもないし昔よりライトな感じ」とおっしゃっていましたが基本的なスタイルは変わっておらずパチスロに真っすぐ向き合っておられますし個人的にも大好きなので頑張って良い結果を出して頂けたらと思っています。
ポロリ
8人目はポロリさん。
ポロリさんと言えば【常勝理論】。
ライター演者の中でもかなりアンチが多く嫌われているイメージが強いのですが個人的にはポロリさんの出場は楽しみ。
常勝理論でも謎の立ち回りを披露される時はありますが、こういうバトル形式でどのような戦い方をされるか物凄く興味がありますね。
ガリぞうさんやワサビさんとの絡みは何度も見ているので分かりますが、それ以外の人と、どのような絡みを見せるのか?はたまた全く絡まないのか気になる所。
【回胴世界一決定戦】にバトル以外の変な緊張感が生まれる可能性もありそう。
松本バッチ
9人目は松本バッチさん。
バッチさんは一体何枠なのか分かりませんが地元である『田村の星』というキャッチフコピーが付けられていたので田村市を背負って参戦されるのでしょう…笑
ガチ系というイメージもバトル形式の番組で強いというイメージもありませんが一応スロマガのベテランライターですし知識はそれなりにあると思うので肩身は狭いでしょうが頑張って頂ければと思います。
これだけのメンバーが揃ったのはやはり木村さんの顔の広さと人徳があってのもだと思いますし世界一を決めるのに相応しいメンバーになったと言えるのではないでしょうか?
全員が全員納得するメンバーを揃える事は不可能ですし、「あの人を選んで欲しかった」という意見もあるとは思いますが、木村さんが声を掛けたけど断ったというケースもあるかもしれません。
実際、木村さんはかなりの人数に声を掛けたとおっしゃていましたからね。
どうしようもない事に意見するより、腕に覚えがある人達がオファーを受け出場してくれる事に敬意を表するべきでしょう。
実戦ルール・対戦方式
実戦はパチスロのみ。
実戦時間は10時間。(10時間経過時にボーナス・AT・ART中だった場合は取り切り終了)
機種や台移動は自由。
最低1500G遊技をすること。(見あり・実戦6時間を経過して1500g消化していれば終了もOK)
ポイントは差枚数計算。(1枚1ポイント)
予選は各自3戦。
同一収録で3人での対戦となりTOPは+1000ポイント。(収支+2000枚でTOPであれば+3000ポイント)
全9戦を行い最終的に上位3名が決勝に進出し決勝は1戦で決着。
1回戦 | Aブロック | しのけん×ガリぞう×梅屋シン |
1回戦 | Bブロック | ワサビ×ポロリ×水樹あや |
1回戦 | Cブロック | JIRO×松本バッチ×ヘミニク |
2回戦 | Aブロック | しのけん×水樹あや×松本バッチ |
2回戦 | Bブロック | ワサビ×ガリぞう×ヘミニク |
2回戦 | Cブロック | ポロリ×JIRO×梅屋シン |
3回戦 | Aブロック | しのけん×ワサビ×JIRO |
3回戦 | Bブロック | 水樹あや×梅屋シン×ヘミニク |
3回戦 | Cブロック | ポロリ×松本バッチ×ガリぞう |
1回戦Aブロックはいきなり今大会でも屈指の好カードとなりましたね。
とても楽しみ。
【回胴世界一決定戦】は非常に良い試みだと思いますし記事中にも書きましたが、これだけのメンバーが揃うのは凄い事だと思います。
ガチ系ライターに対して木村さんがリスペクトしている感じも伝わってきて、とても良い告知でした。
一つだけ残念なのは予選が各自3戦しかないこと。
これに関してはスケジュールの都合だったり難しいのは理解していて、これが出来る範囲での最善だったのだろうという事は想像できます。
ただ、3戦だとやはり運要素も強くなってきますので世界一を決めるには物足りない感は否めません。
最低でも各自10戦くらいの予選は見たかったなというのが本音です。
しかし、この【回胴世界一決定戦】が好評で第2回もあるとなれば、そういう部分も改善されるかもしれませんし、まずはやってみるというのは大切なのかもしれませんね。
パチガブの777.LEAGUEも面白いですし出場メンバーの皆さんも真剣でしょうが、こちらの方がガチ感や緊張感をより味わえる番組になるでしょうしメチャクチャ楽しみです。
詳細については動画を貼っておきますので気になる方はご覧ください。
Aブロック1回戦結果
Aブロック1回戦はしのけんさん、ガリぞうさん、梅屋シンさん。
回胴世界一決定戦の中でも屈指の好カード。
実戦及び収録ホールは【ダイナム亀有店】
スロットの設置台数177台。
入場番号:梅屋シン24番・ガリぞう50番・しのけん171番
梅屋さん、ガリぞうさんは比較的良番でしたが、しのけんさんはほぼ最後尾からの入場。
梅屋さんは本命台は取れませんでしたが、次点で狙っていたヴァルヴレイブを確保。
ガリぞうさんは自身満々で設定5と睨んでいた本命のアイムジャグラーを選択。
しのけんさんは座れる台はなくホール内が落ち着くまで見スタート。
台移動をする事はないと宣言し7000回転は回すと豪語していたガリぞうさんのアイムジャグラーはラストで500回転以上のハマりを喰らうも終始安定した挙動で高設定はほぼ間違いないかなという感じ。
20時まで打ち切りプラス947枚。
梅屋さんは打ち込んでいるヴァルヴレイヴを打つもAがループするなど高設定かは怪しい挙動。それでもヴァルヴレイヴらしくない波の少ない動きを示し終了時間と左隣が高設定だろうという事を考慮してプラスの状態で終了。
その後、回遊し4000G以上回っているアイムジャグラーを回し上乗せ。
プラス1035枚で実戦終了。
しのけんさんは入場番号が苦しかった事もあり、狙い台を打つ事はできず空き台の中から当日のホール状況を考慮し無理矢理、既定の1500回転を達成したという感じで全く自分の立ち回りを披露する事はできずマイナス1613枚。
少々、気の毒な実戦となってしまいました。
梅屋さんとガリぞうさんは実戦終了時間の20時までどちらが勝つか分からない白熱したバトルを繰り広げ最終的に梅屋さんが1位となり、1位に与えられるプラス1000ポイントと合わせプラス2035ポイントを獲得。初戦から面白いバトルで楽しめました。
実戦内容的にはガリぞうさんは完璧でしたがBIGのヒキ弱で接戦を落としたという形になりましたね。
名前 | 投入枚数 | 出玉枚数 | 差枚数+ボーナスポイント |
梅屋シン | 1426枚 | 2461枚+BP1000P | +2035P |
ガリぞう | 230枚 | 1177枚 | +947P |
しのけん | 1656枚 | 43枚 | -1613P |
Bブロック1回戦
Bブロック1回戦はポロリさん、ワサビさん、水樹あやさん。
実戦及び収録ホールは【ダイナム足利店】
スロットの設置台数156台。
入場番号:水樹あや56番・ワサビ62番・ポロリ66番
入場番号的には有利不利は少なそうですが設置台数が少ないので僅かでも先に入場できるのは有利に働くかもしれないという感じ。
直近のイベント日の傾向やもろもろを加味して全員がマイジャグを選択。
勝つ為の実戦なので何を打とうが問題ないのですが地味な実戦になりそうな予感。
予想通り地味な展開で進み、唯一そこそこの挙動を示していた水樹さんが前半から少しプラス。
ポロリさん、ワサビさんは早々にマイジャグを諦め、ポロリさんが沖ドキGOLD、ワサビさんがHANABIに移動。
マイジャグの島は全体的に弱かったようですね。
結果、水樹さんは台移動せずマイジャグを打つも設定は2~4辺りと予想し少しマイナスとなり15時30分でヤメ。
ワサビさんはHANABIでも特に見せ場はなく約マイナス1000枚となり15時でヤメ。
ポロリさんは短期決戦の対人戦という事や同一収録TOPボーナス1000Pを意識し攻めに攻めて最終的に前半の負債を帳消しにしてプラスで終了。
正直、台選びに関しては私だったら絶対に選択しないなと思った2台目の沖ドキGOLDモードB狙いでしたが、最後に大きく連チャンし見せ場を作りました。
皆さん普段からパチスロで勝っている人ですし根拠を持った設定狙いや期待値を稼ぐ立ち回りをブレずにやるのが長期的に見ても正解なのでしょうが、短期決戦、対人戦となるとそれだけでは優勝できないような気がします。
まあ、難しい所だと思いますが…
ポロリさんの立ち回りに関しては賛否あると思いますが、収録である事、対人戦ある事を意識し無茶をしながらも結果的にTOPとなり見せ場を作ったガッツは称賛されても良いのではないでしょうか?
個人的には普段通りの立ち回りをできれば後悔はないとか、対戦相手は意識しない、もうガチでやっていないというような言い訳をする人達より遥かに好感が持てました。
あくまでも予選は1人3戦しかない短期決戦の対人戦であってプライベートの稼働ではないのですから。
ここまで2戦して各対戦のTOPが梅屋さん、ポロリさんとなりましたが普段の立ち回りと対人戦どちらも意識していた二人がTOPを取ったというのは個人的にはとても嬉しいです。
名前 | 投入枚数 | 出玉枚数 | 差枚数+ボーナスポイント |
ポロリ | 2438枚 | 3105枚+BP1000P | +1667P |
水樹あや | 874枚 | 204枚 | -670P |
ワサビ | 1012枚 | 0枚 | -1012P |
Cブロック1回戦
Cブロック1回戦は松本バッチさん、ヘミニクさん、JIROさん。
実戦及び収録ホールは【ダイナム栃木黒磯店】
スロットの設置台数は243台。
入場番号:ヘミニク54番・JIRO81番・松本バッチ244番
バッチさんは入場番号的にかなり難しい展開になりそう。
ヘミニクさん、JIROさんは狙い機種の北斗に着席。
バッチさんがジャグラーガールズを選択。
ヘミニクさん、JIROさん共に北斗でそこそこの展開で進むも設定は無いと判断し見へ。
バッチさんは隣の履歴が良さそうなガールズに移動するもヒットせずストリートファイターに移動し更にマイナスを増やし最悪な展開。
入場番号が厳しい事もあったと思いますが打ち散らかしているようにも見えました。
結局、終盤は設定が入っていそうなジャグラーにヘミニクさん、JIROさんが移動。
バッチさんもHANABIに座り地味な展開に。
3名とも何とかTOPボーナスを得ようという気概は見えましたが、盛り上がりに欠けた戦いとなってしまいました。
1回戦の全ての試合を終えた感想ですが、設定をあまり使っていなさそう。
台数が少ないという事で皆さん立ち回ることが難しそうな印象を受けました。
個人的にはAブロックの1回戦がメンツ的にも最高でした。
幸いTOPから最下位まで大きな差はついていませんし2回戦以降、盛り上がるような戦いを見せて欲しいなと思っています。
名前 | 投入枚数 | 出玉枚数 | 差枚数+ボーナスポイント |
ヘミニク | 414枚 | 1111枚+BP1000P | +1697P |
JIRO | 460枚 | 46枚 | -414P |
松本バッチ | 2024枚 | 1546枚 | -478P |
総合順位
Cブロック1回戦終了時点
順位 | 名前 | ポイント |
1位 | 梅屋シン | +2035P |
2位 | ヘミニク | +1697P |
3位 | ポロリ | +1667P |
4位 | ガリぞう | +947P |
5位 | JIRO | -414P |
6位 | 松本バッチ | -478P |
7位 | 水樹あや | -670P |
8位 | ワサビ | -1012P |
9位 | しのけん | -1613P |
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